お人形の弾くモーツァルト333

作品タイトル お人形の弾くモーツァルト333
投稿者 くにこ人形東京都世田谷区
曲名 ピアノソナタK.333 第1楽章
作曲者名 モーツァルト
ジャンル クラシック
コメント モーツァルトの中でもっとも好きなピアノソナタです。と、同時にもっとも演奏のムツカシイものの一つです。

◆この動画へのコメント・感想

待望のくにこ人形さんの第3弾です(笑)。
私好みのピンクのお洋服で何とも可愛いです♪
以前のコメントを読んで、鍵盤が見えてないということを知り、
びっくりしました。
また手袋をしてでもこんなに繊細に弾けるなんて、
素顔、素手で弾いていらっしゃったら、
もっとすごいのではないかと思います。
(違う名前で出て頂いたらどうかと思いますが・・・ 笑。)

お人形の格好は優雅ですが、夏はとても暑かったのではないのでしょうか?
何をヒントにこのような感じでピアノを弾かれるようになったのか
教えて頂きたいです。

投稿者: 由梨子 | 2008-09-12 21:20:57

コメントいただき、ありがとうございます。お洋服を気に入っていただいてうれしいです。Youtubeのほうには素手で弾いた映像もいくつかありますので、よろしければご覧ください。(もっともご覧になるとあることに気づくと思いますが(笑))

 お人形のパフォーマンス自体は、着ぐるみ愛好家といいましょうか、フェティッシュといいましょうか、そういったところが出発点なのです。ピアノ演奏を公開することを考えたとき、普通に弾いて公開しても、プロがもっと上手に弾いたものがあるのですからつまらないかな、と思いました。そこで、趣味のお人形あそびと組み合わせてお人形ピアノの画像を作ってみたというわけです。一番最初はピアノの音は別に録音したのですが、弾いているうちにお人形の扮装のままでもかなり弾けるということがわかり、このビデオはお人形の弾いたそのままの音を収録しています。
 暑かったり息苦しかったりするのは慣れました!大丈夫です!
 そうそう、ヒントにしたというほどのことはないですけれど、ガチャピンのチャレンジシリーズはヒントになったかもしれません(笑)

投稿者: くにこ人形 | 2008-09-13 15:04:33

 くにこ人形さんの演奏を聴いて、かなりインパクトがあり衝撃的でした。
音がすごくきれいで丁寧で優雅で、とにかく音に魅力があったので何度も聴いてしまいました。
 あたしは今モーツアルトソナタを学んでいますが、なかなか先生のおっしゃる、丸くて優しい音が出なくて苦戦しています。
くにこ人形さんのように弾けるように頑張ります。
 是非他のモーツアルトソナタものせてください。楽しみにしています。

投稿者: ちい | 2008-12-09 13:05:38

何度も聞いていただいたとのこと、とっても光栄です。どうもありがとうございます。モーツァルトを仕上げるのはとっても時間がかかります。とくにこの曲は難しい部類に入ると思います。がんばってくださいね。アドバイスになるかどうかはわかりませんが、一つ一つの音の「意味」を「感じる」(そうするためには部分を何回も考えながら繰り返し練習しなければいけませんが)ようになれるといいですね。

投稿者: くにこ人形 | 2008-12-09 14:06:36

がんばります。あたしもいつか投稿します。

Youtubeの方も行ってみました。
あたしはあることに気づきましたよ(笑)

投稿者: ちい | 2008-12-11 12:41:59

>あること
はて?なんでしょう?

投稿者: くにこ人形 | 2008-12-11 15:46:09

間違っていたら、ごめんなさい...... ( 〃..)ノ ハンセイ
男性かなあ。。。

投稿者: ちい | 2008-12-11 18:29:29

はい。間違ってないですwwww

投稿者: くにこ人形 | 2008-12-11 23:08:28

くにこ人形さんの大ファンです!!
私自身ロリータ風の格好や、フランス人形が大好きなので(くにこ人形さんがラフォーレとかに行っていたら私と会っているかもしれません)初めて見た時、うれしくなりました^^
私は、ドビュッシーが大好きなのですが、くにこ人形さんがアルペッジョのために
を弾いていて、新たな憧れの曲がでてきてしまいました!!!アラベスク1番はひいた事がありますけど、表現するのが難しいのに、くにこ人形さんは上手で、毎回驚かされます。いつか、この曲も弾けたらいいなと思います。
私も、(マスクは作れませんが)ロリータの格好をしてUPしたいとおもいます!

投稿者: @hope | 2008-12-11 23:38:45

ロリィタでピアノ!いいですよね。 
ちょっと話題がずれますが、「ゴスロリでバロック音楽」というミクシィのサークル(コミュ)に入っています。この間はゴスロリの衣装でバッハのライブをしました!

投稿者: くにこ人形 | 2008-12-12 00:26:48


ピアノ音楽における、ピカソの登場だ!
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ピアノ音楽を単純な作品形式論や日本的叙情作品論にとどめず、鳴り響きという観点でとらえ評価した場合、ピアニストそのものの存在感、ステージング、演出、使用されるピアノ、弾く場所といった視覚的要素や空間的要素についても、考慮される必要があるだろう。

ところが、音楽作品を論ずる場合、一般的には、科学至上主義・唯物史観的な見方から述べられることが多い。特に20世紀以降、それがいわば音楽批評の世界では当たり前であり、メインストリームであったからだ。


[以下に続く] 1/7

サイバーピアノ音楽学会理事
評論太郎

投稿者: 評論太郎 | 2008-12-12 20:14:53

「楽譜に忠実に演奏せよ」「作曲者の意図を正確に表現せよ」といった暗黙の了解が今も根強く存在していることに、その思想的背景がよくあわれている。

この一線を踏み越えた演奏者やクリティックは、音楽言論界から容赦なく異端の烙印を押される、もしくは追放されてしまうのだ。

大局的に見れば、科学万能主義時代の唯物論的な影響が音楽の世界にも色濃く反映されているわけだが、この点についてあまりにも無自覚な音楽専門家が多いのは困ったものだ。

[以下に続く] 2/7

サイバーピアノ音楽学会理事
評論太郎

投稿者: 評論太郎 | 2008-12-12 20:15:39

しかし、昔も今も聴衆はそれがまちがいだということを、よく知っている。

ただ楽譜に忠実な音楽。演奏者の個性の見えない音楽。それらはまるで、空気清浄機で空気の成分を構成する雑多な要素をいっさい省いてしまったかのような無機質な音楽のようだ。そこから、多くの聴衆は、けっしてほんとうにおいしいと思える空気感を感じはしない。

そんな音楽に、多くの聴衆が心から酔いしれ、盛大な拍手など送ろうわけがないのだ。

そんなH2Oだけの元素式で表現できるような単純な音楽などに、聴衆の多くは本音では誰も耳を傾けない。実際のピアノ音楽表現の場は、複雑系の科学以上にもっと複雑で繊細なものなのだ。


[以下に続く]3/7

サイバーピアノ音楽学会理事
評論太郎

投稿者: 評論太郎 | 2008-12-12 20:16:32

このたびのくにこ人形氏のパフォーマンスと演奏は、この一線を軽々と超えてくれた。
いや、実際には躊躇とはにかみも感じられるが、それもまたよくできた演出のようで、スパイスの一種となっている。

氏の演奏には、余分なものがいっぱい付随している。余分なものだらけといっていい。
モーツアルトを演奏するのに、華美な衣装はいらないはずだ。ましてや、仮面や手袋など演奏にとって邪魔になるだけである。

しかし、それらは氏が唯物論、要素還元論、作品形式論を超えて表現したい”なにか”にとっては、不可欠な要素なのである。

仮面の下から本当にはにかんでいるのではないかと思えるような身振りも、演奏にとってはまた余分な要素であるが、それを欠いてしまうと妙に味気なくなりそうだ。



[以下に続く]4/7

サイバーピアノ音楽学会理事
評論太郎

投稿者: 評論太郎 | 2008-12-12 20:18:04

空気をきれにしたいと思う人が、空気清浄機に本当に満足しているとはおもえない。あくまで、代替手段だといっていい。本当は、自然豊かな森林の空気をいつも全身に浴びていたいとおもっているにちがいない。

そういう自然豊かな森林の空気は、けっしてH2Oだけの単純なものではないであろう。
森林に訪れた人々は、そこにある化学式では表せない複雑で余分な要素に、大いなる自然の恵みと豊かさを感じ、最高の満足を得る。
森林にある余分な要素は、空気清浄機とを分かつ、決定的に重要な要素なのである。


[以下に続く5/7

サイバーピアノ音楽学会理事
評論太郎

投稿者: 評論太郎 | 2008-12-12 20:18:46

歴史上、偉大な芸術家は、時代の中で孤立を味わい、1人で世の中や論壇と格闘を続けるのが常である。
それは、絵画の世界でキュビスムを確立したピカソも例にもれなかった。

そのキュビスムに至る前の20代の頃、ピカソはアフリカ彫刻の影響を大きく受けた。それが後のキュビスムにつながっており、その先がけの作品があの絵画的事件であった「アビニヨンの娘たち」だ。

つまり、こうだ。ピカソが着目したのは、アフリカ的な要素を西洋絵画というフォーマットにもちこんだ。ピカソのほんとうのすごさは、表面的なデッサン力や絵画表現のテクニックではなく、まさにここにあったといえよう。

同じような意味で、くにこ人形氏は、「フランス的ロココと日本のアニメ的要素」を、見事にクラシックピアノ演奏のフォーマットにもちこんでいる。氏の過剰に余分ともおもえる要素には、じつはこれほど大きな価値が含まれていた。

これは、日本のピアノ演奏史にとって、いままでにない画期的な事件なのである。



[以下に続く]6/7

サイバーピアノ音楽学会理事
評論太郎

投稿者: 評論太郎 | 2008-12-12 20:20:30

氏のたたずまいからは、世評に対して1人孤独に立ち向かう姿が浮かび上がってくるようだ。
しかし、それに耐えてこそ、真の芸術家といえる。

このパフォーマンスと演奏の真の評価は、50年後か100年後まで待たれよう。
また、これを支持するのは、世界の多くというよりも、ある小さな共同体、集団の人たちだけかもしれない。

しかし、それでいいのだ。
世界は、今後ますます多様化し、小さな共同体やサークルが加速度的に増えてくるだろう。いままでのような大ホールでの演奏の機会も少なくなり、小人数のサロンコンサートも確実に増えていく。そのような状況下では、もはや、規模の大きさや普遍性を問う時代ではなくなるはずである。

しかし、だからといって、氏のパフォーマンスの歴史的意義は、何も損なわれることはない。

氏の着想とパフォーマンスそのものが、これからの多様化、個別化したピアノ演奏時代の幕開けとなる大事件であり、象徴的な現象に位置するからだ。

7/7

サイバーピアノ音楽学会理事
評論太郎

投稿者: 評論太郎 | 2008-12-12 20:21:39

ですよね^^
私も、ミクっているので、できたらそのコミュを覗いてみますね!!!
参加してみたいです~~♪♪
まだ中学生ですので、あんまり活動とかできないけれど、発表会とかで、堂々とロリを着られるようになりたいです・・・☆

投稿者: @hope | 2008-12-13 22:21:19

>評論太郎様
真摯に語っていただいて、とても感謝しています。そのようなたいそうなものだという自覚はないのですが、刺激的なものを構成したいとの気持ちは絶えず持っています。これからも活発に活動したいと思います。

>@hope様
いつかビデオなどを拝見したいですね(^o^)

投稿者: くにこ人形 | 2008-12-14 00:36:32

着ぐるみで手袋してこんな素晴らしい演奏ができるとはすごい!
演奏のみならず、衣装や映像編集も凝っていて
見ていてとても楽しいビデオ作品ですね。
独特の世界観に引き込まれました^^

投稿者: ぽてちのりしお | 2009-01-23 03:09:33

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